
1113
プロトタイプ展03
本日PROTOTYPE EXHIBITION 03のオープニング。今年は出展はせず、運営側実行委員として参加。といっても、あまり顔を出せずに、とうとう開催日がやってきてしまった。発起人の芦沢啓二氏をはじめ、実行委員の小林幹也氏 DRILL DESIGN 橋本潤氏、会場構成は、長岡勉氏率いるPOINT。グラフィックに中野デザイン事務所、中野豪雄氏。WEBはクオルトグラフ井関 俊介氏。編集の加藤純氏。協賛の株式会社丹青社、共栄工業株式会社、会場である東京ミッドタウン・デザインハブ、(財)日本産業デザイン振興会には、多大な協力をいただき、開催に至った。感謝。そして、準備に時間を避けず、すみません。昨年、5TANDA SONICの時に比べ、厳選された出展者の力、メジャーな会場にて開催させていただけたこともあり、オープニングだけでも昨年の2倍の来場客に見舞われ、大盛況な幕開けとなった。会期は11月24日まであるので、一度覗いてみてください。

プロトタイプ展公式WEB SITEはこちら http://www.superprototype.net/
1112
セミナー
ビックサイトで開催中のジャパンホームショー2009の1ブースに建築知識が構える”実務セミナー”で、コメンテーターとして”設計事務所・工務店の営業・運営術”に参加させていただいた。僕のような若輩者がセミナーするような内容ではないのだが、勇気と愛を持って挑んでみた。相方は建築家ARSNOVA代表、森山高至氏。ほとんど、この方がトークしている内容に、少々突っ込みを入れる程度の役回りだったので、終わってみると思ったほど大変ではなかった。森山氏とは、先月発売された建築知識10月号のDVD企画で出会ってからのお付き合いだが、活動範囲が所謂、設計事務所の枠を超えていて、毎回驚かされる。例えば、”建築WEB”。これも氏が発起人で立ち上げた住まい作りの総合WEB SITEだとか。建設や設計にかかわるさまざまな企画と、企業コンサルティングを手がけられている。セミナー終了後、打ち上げと称して、一杯。関係者の皆様、お疲れ様でした。

データは建設投資額と建設業社数の推移。12,3年前の半分の投資額に推移しているにもかかわらず、会社数は2割減程度。といっても法人登記数なので、個人事業者をカウントすると、ほとんどバブル期からかかわる人の数は変化していないのでは?との見方もあるらしい。仕事の奪い合いが生じるのも無理は無い状況と思われる。
1109
偉大な上司
大学卒業と同時に独立してしまった自分は勤めたことが無い。仕事の心得は、独学で学んだといえば格好良いが、実のところは、ユニット活動をしていた頃の同僚や、クライアントや仕事関係者から学んだところが大きい。幸運なことに今までに、すばらしい顧客と仲間に出会うことが出来、人生訓や職能訓を知らず知らず、かい摘んでいるうちに今の自分が出来上がった様な状況だ。言い換えれば、出会ったクライアントは皆、自分にとっての上司なのだ。本日もすばらしい同業大先輩とお会いし、ひとつのプロジェクトをご一緒する運びとなった、。建築設計ないしは、建設は一人の力では到底なし得るものではない。建設プロジェクトにおいて設計者のポジションは”先生”というフレーズが示すように、プロジェクトリーダーであり、設計内容にその人の思想が反映されることは言うまでも無いが、リーダーのチーム統率力が関わるそれぞれのポジションの人の力を発揮させたり、モチベーションを左右したりすると思う。本日お会いできた大先輩の元、自分も期待以上の成果が出せるよう、挑戦してみようと思うのであった。
1104
世界一長い立体回転寿司

1030
生々しい話
仕事上のお付き合いで建主と設計屋の信頼関係がこじれそうになっている住宅建設の相談を受けている。僕に出来ることは限られているので、出しゃばる必要などこれっぽっちもないのだが、困っている人をほっておけないのが、今回の話。問題となっている事実としては、出来上がった建物が確認申請の内容と異なる点。そのため、引渡し後数ヶ月たつも、完了検査済証が発行されないでいる。階の高さ、建物全体の高さ、配置など一目で見て分かる事項も多数。建設の途中で建主の意向が変わり、予定と異なるものが完成してしまった点のみで話を進めれば、事後でも計画の変更を公機関に申請しなおし、法令遵守の元、認可をいただけば済むことだと思う。必要であれば手直し工事も発生するだろう。が、配置計画は設計屋が独断で行ったことだと。。何故か?建物配置を換えたほうが見晴らしがよいと思ったからだとか。。。。ん~、当初の計画からそうはできなかったのか。。。問題は、これにつきない。敷地の4方向とも塀なり、根伐り(建物の基礎を工事する際に地面を掘ること)が敷地を越境している。大きいところでは水平方向に3mもある。狭い土地で隣地の地権者の了承のもとに、一時的に土地を借りて建設を進めないと、建て替えが行えないことは密集市街地においては、ありえる事態だと思う。が、今回計画は山の中。塀の越境は明らかな測量ミス。隣人への承諾も行われていない。さらに4方向あるうちの1つは、所謂”赤道”で、公図上に存在する道。道路法の適用外で、使用されていないことが多いので道だと見た目だけでは判断しにくいが、正確には公の土地である。そこを勝手に工事中に削ってしまったと。。建物配置を換えたから。。。さらに驚く事実としては、工事中の産業廃棄物を赤道含め、隣接する土地に相当量、埋めたり捨てたりしている。。。ん~、これは設計屋もどんなに目を光らせて監理していたとしても、見抜けないかもしれない。工事屋の倫理感の欠如した事項であり、請負額を満足に支払っていただけないだろうと思われる。が、さらに驚いたのが当の設計屋さん、工事元請なのであった。しかも建主は満額の支払いを終えている。建設業許可を得て、工事を請けているかどうかは、定かではないが、話があまりにも杜撰すぎる。これでは丸投げではないか。設計事務所の業務が社会から大きく信用をなくしてしまった、一連の構造計算偽装事件が記憶に新しいにもかかわらず、こんなことが平然と済まされていては、まじめに業務に取り組んでいる我々としては、迷惑も甚だしいと感じ、僕よりも一回り以上年配の当の設計屋には、思いのたけを伝えさせていただいた。事の決着は法に委ねるとして、設計事務所が社会から必要な存在だと認めてもらえる日が再度訪れるには、職能全体で、言葉で語るにはあまりに簡単すぎる”意識改革”を行う必要性があると痛切した。
1022
百姓
顧問税理士の担当の寺内先生とそのボスの北見さん、プラス倉島陽一氏と会食。倉島氏はMS4D役員でもあるが、自身でWEB制作を主体とした会社(A.C.O)を経営している。今こそ異なる業界を牽引しているが、芸大建築科の先輩である。成長産業であるIT業界の先端事情を倉島氏からヒアリング。産業全体が目覚しいスピードで変化していることに驚きを覚えるとともに、自分が身をおく建築設計、建設業界はいまだに旧態依然としているなと。そんな近況話を肴に、おいしい食事とお酒に舌鼓を打ちながら、話は不況対策話へ。ぶっちゃけの悩みに同席してくれる顧問税理士の先生に感謝。不況を乗り切るビジネス展開として敢えて口にするなら”百姓モデル”。あまり背伸びはせず、拡大や一発逆転など狙わずに、丁寧に作物を育てる。大地に感謝、太陽に感謝。手伝ってくれる人に感謝。作物を飼ってくれる人に感謝。気候を読み、限られた土地からどうやっておいしい作物を得られるのかを試行錯誤するのも、クリエイティブ力の発揮がしがいあるというものだ。豊作の時は物々交換で、自分では作れないものを、いただく。耕す土地を持っていなければ、人に負けないくらい研ぎ澄ました鍬と技で、バーターを申し出る。などなど、お酒も回って、いい気分ではあるが、緊張感のある会話であった。百姓とは、漢語からの輸入語で、ある語源説には、多様な生業に従事する特定の身分の呼称とされている。農業経営に従事する者のみならず、商業や手工業、漁業などの経営者も包括していたらしい。百姓とは、(百)多くの(姓;かばね)職業というわけだ。勝ち組、負け組みというフレーズも久しくなったが、さまざまなプロフェッションが互いを蹴落として這い上がるのではなく、それぞれの特技を活かして共生していけるような世の中が来る日を待つ。だけではなく、率先して行動しようと思った次第だ。
1020
猪俣邸
最近始まった仕事の打ち合わせで成城にいく。計画地のそばにある吉田五十八設計の猪俣邸庭園にぶらっと立ち寄った。耐震上の問題で邸宅の中までは見学できなかったが、庭園は自由に見学できる。年月を感じさせる木々と杉苔が600坪の敷地に広がる様は、ちょっとした異空間。静かな時間が流れ、築40数年の時の経過をそこかしこに感じ取ることが出来る。年をとっても風格を保ち続けられるような建物と周辺環境の設計を心がけたいと思った1日だった。

1009
市場
自分はマーケットが好きだ。なぜか?理由は良く分からない。とにかくワクワクする。自分なりの分析では、同じような品物が多数並んでいる情景に惹かれるのと、人の活気。圧倒的な物量が周囲を取り囲みごちゃごちゃとした中を練り歩くときに目に飛び込んでくる視覚情報の量と、整理されすぎていないのですべてを網羅することが出来ずに、情報収集消化不良が起きてちょっとした混乱が起きる感じ。旅行に行くと、市場を探して覗いてみることが多い。本日は現在計画が進行している串焼き屋のインテリアデザインの現場が、生鮮市場のそばだったのでぶらっと立ち寄った。TBS系のドラマ”こち亀”のロケ地に使用されたらしい。2階建ての家屋の中が2層吹き抜けの市場になっており、トップライトからの自然光で広さの割りに明るい。昼間から活気に満ちていた。

亀有食品市場

新宿で進行中のリノベーション現場。
1008
那須で台風
新しいお仕事の話があり、台風直撃の当日であったが、先方の都合がどうしても本日しか合わず、現地に集合。ホテル、飲食、温泉、SPA,エステなどの複合宿泊温浴施設のリニューアル計画。正午がちょうどすぎたころ、それまで外に立っていられなかったほどの暴風雨がピタッと止み、空が一瞬明るくなった。その瞬間をパチリ。その後調べて分かったのだが、この地域、台風が直撃していた様子。もしかして、これって台風の目?既存施設の視察と体験とオーナーの意向をヒアリングする目的に、ひとつおまけがついてきた。

0922
リフレッシュ
世間はシルバーウィークの行楽話題で賑わっている。この1ヶ月間くらい、事務所の引越しに時間を吸い取られ、新規案件の開拓を怠っていたので、休日だろうがなんだろうが、提案のチャンスをいただいているお話を具現化するべく、働く、働く。そんな中、千葉外房のとある別荘地の敷地の下見。思ったほどの渋滞に出くわしたわけではないが、すれ違う車、行きかう言葉が、楽しそうでうらやましい。現地下見も終え、すぐに帰路についても良かったのだが、せっかく外房まで来たのだから、、、館山で一潜り。ウェットスーツなしでも海水温は暖かい。黒潮のぶつかるポイントだけに、海は豊かで、黒鯛や石鯛、ホウボウやメジナなどいろんな魚がいた。釣り人情報によるとワカシ(ぶりの子)や、ショッパ(カンパチの子)も沿岸まで来ているとのことだが、それらは姿を見せなかった。夏の海より秋の海は好きだ。透明度は高いし、魚は脂が乗ってくる。空高い雲も気持ちが良い。ふ~、良いリフレッシュタイムだった。

0920
秋祭り
自宅近所の商店街が提灯でライトアップ。碑文谷八幡宮の秋祭りに合わせて。

0914
新しいオフィス
9月12日に自分のオフィスの引越しを行った。場所は4年前に事務所を構えていたのと同じ場所、同じビル。なので、近所の方とも顔見知り。”もどってきたの~”なんて、からかわれながらの引越し作業であった。この4年間で大久保から、目黒、五反田、そして大久保と3回の引越しを行ったが、今回の引越しがもっともこたえた。自分たちにとっては広すぎるスペースであった五反田オフィスで、気づかぬうちに膨大に膨れ上がったゴミの処分。処分の前にその選別。過去の書類などのデータ化も同時に行った。3回の移転のたびに増やしていった合板をネジでとめただけの簡素な本棚やデスクなどを、引越し前に分解し、移転先に運び込んで、組み立てる。3年前の移転時にはすんなり終了したはずのこの、解体組立作業も、数量が増えたために、思いのほか進まない。と、思い返せば大変な作業であったが、おかげで快適な環境が手に入った。スタッフ一同、クライアントをはじめ、お付き合いのある関係者に迷惑のかからぬよう、細心の注意を払って行ったつもりの引越しであったが、実際はどたばたでご迷惑を掛けたかもしれない。この場を借りて”すみません”そして、温かい目で見守ってくださりありがとうございました。

0913
築50年住宅
新しいお仕事の依頼。早速現地の調査へ出かける。築50年の木造住宅のリフォーム計画。計画建物の構造躯体は総ヒノキで、狂いがまったくない。というのも、よろい戸、ガラス窓、網戸すべてが木製でしつらえられている開口部は、寸分のゆがみや建付け不良がおきておらず、小指一本でするすると開く。これぞまさしく、長期優良住宅だ。何人か主が変わりながらも、それぞれの住人が大切に使ってきた住宅の良い部分と、更新すべき部分を見定め、リフォームして行ければと思った。

0908
総合サービス業
某建築コンサルタントの方と打ち合わせ。興味深い話が、設計事務所(組織事務所もアトリエも含めてこの方は指摘している)はサービス力とマネジメント力が欠如していると。サービスというと、無償のボランティアサービスを思い描くかもしれないが、そうではない。顧客満足を得るためのあらゆる行為をサービスとする。マネジメントも語彙が広く、PM(プロジェクトマネジメント)CM(コンストラクションマネジメント)人材マネジメントも、経営管理もマネジメントの一言で日本に輸入されているが、とうてい一人の力では達成できない建設や、設計の実務において、マネジメントがしっかりしていないと、関わるそれぞれのポジションの人の最大能力を引き出すことはできない。そこにきて、どうも設計の人間は力を合わせて物を作ろうとする心構えに欠けているとのことだ。クライアントに専門家として建設計画における判断の一部は委託されるがそのすべてではないし、ましてや、自身がクライアントであるかのごとく、建物を作ってゆくチーム員の中で特別な存在として振舞う設計者が大半だという。自己顕示欲を奮いたい作家魂と顧客ニーズに答えようとするサービス精神のバランスが崩れているのだと。ん~、重い会話であった。が、自分のことと受け止めて、精進。
0903
東京版ドミトリー?ゲストハウス?多人房?
今話題のシェアハウスを運営されている鈴木孝治さんが仕掛ける、浅草ゲストハウスに次ぐ第2弾が、千駄木で工事中とのことで、ぶらっと寄ってみた。氏がシェアハウス事業に乗り出した動機は、学生時代のバックパッカー旅行で、主に使用していたゲストハウスやドミトリーなどの所謂ベット貸し宿泊所が日本にはない!ならば自分が仕掛けよう!とのこと。日本と諸外国の法規制は当然異なり、建築基準法や消防法、旅館業法などの規制で、ベット貸し宿泊施設を断念しシェアハウスに行き着いたとのこと。リビングやキッチン、浴室などの共用スペースをなるべく広く取り、その分プライベート空間はベット1つ分。シェア人数がなるべく多くなるように配されたこの仕組みによって、賃料は格安。氏が仕掛けた第1弾”浅草ゲストハウス”も以前訪ねたことがあるが、正直カルチャーショックだった。よい意味で、良好なコミュニティが形成されている。30人でシェアしているわけだが、荒れていない。ルールを皆が徹底して守っている。悪い意味で、こんな環境で自分は住んでいけるのか?とおもった。一人当たりが占有できるプライベート空間(2段ベット)はあまりにも小さく、1泊ならともかく、1ヶ月以上の中期滞在ないしは、そこに在住するリアリティがもてなかった。が、現に暮らしている方がいる。”住めば都”の言葉があるが、人間の生き物としてのたくましさを感じたのでした。千駄木プロジェクトは解体工事が終了した段階で、なんでも可燃の廃材は付近の銭湯までリヤカーに積んで行き、快く引き取ってもらったとか。あっぱれ!

写真左が鈴木氏
0831
引越し先の改装
事務所移転先の改装工事が始まっている。といっても、零細会社の懐事情は厳しく、プロの施工会社にすべてお任せできるほどの予算もなく、大半を自分たちの手で。天井を落とし、床をはぎ、ペンキを塗り、棚を組み立てる。若いスタッフは連日作業している中、運動不足のツケがたまっている自分は、ちょっとした作業ですぐに筋肉痛。ボランティアで手伝ってくれている2人の学生にも感謝。若いってすごい。大久保の町は、3年前とずいぶん変化している。少し町がきれいになったかな?大久保通りの拡幅工事こそ、いつになったら完成するのかと思わせるが、古い八百屋は大きなマンションに、魚屋もビルに変わっている。ただ、変わらない雰囲気として、外国人出没率は依然として高く、なんとも言えない異国情緒が漂っている。

0827
崖地
土地取得の相談があり、敷地を見に行く。本郷台地の高台に位置し、敷地の半分は東京都安全条例で定めるところの崖地扱いとなっている。正攻法で建設しようとしても、崖部分に基礎をしつらえることは難しく、建蔽率を消化しきれないことが見て取れる立地。なので、土地販売価格もその分安い。相場の半値。崖地を沢山攻略している、同業のサポーズデザイン谷尻さんもかつて言っていたが、日本の国土は狭い。そしてその大半が山岳地帯。ということは傾斜地や崖ばかりということだ。崖地は、その安全性に難色を示される方も多いが、目の前に邪魔な建物もなくプライバシーを阻害される心配の少ない立地とも言えるし、なにより都心部においてもそれなりの眺望を獲得できる。安全性を確保しつつ、平地同等の工事費で建物が建設できれば、この上ない生活環境が手に入ると思う。これは、工夫のしがいがあるというものだ。

0826
引越し準備
9月12日の引越しに向けて、事務所の中はごった返している。2年間でこんなにゴミがたまるか?と思えるほどいらないものや、おなかの周りについた脂肪のごとく余分なものが次から次に発見され、要、不要の判断をしてゆく。そういった意味では今回の引越しがなければ、ますます皮下脂肪が蓄積されて、もう取り返しのつかないヒャッカンデブになることを免れたのかもしれない。よかった。昼間通常業務を行い、夜な夜な引越し準備。これを期に過去のプロジェクトの紙ファイルをデータ化することにした。全てスキャンしてFAX送受信書なども時系列にデーター化していく。これで、大分スリムになった。

0815
鯨
千葉県和田で、鯨の解体が行われるということで、見に行ってきた。早朝4時に港に着いたときには既に始まっていた。和田港は、日本における公式の商業捕鯨を許可されている数少ない漁港のうちの1つで、国際捕鯨委員会(IWC)の規制対象外であるツチクジラの捕獲が認められているそうだ。7月、8月の2ヶ月間に26頭の数量限定で捕鯨が行われ、今年は今回の鯨で25頭目とのことだ。日本では縄文時代より捕鯨が行われてきた歴史を持つが、大型捕鯨船での南氷洋への乱獲などが、国際社会における厳しい目にさらされ、今は細々と捕鯨を生業にしていると聞く。
自分は捕鯨問題の詳細を熟知している訳ではないが、この手の問題は、見方ひとつでどちらの意見も、正当性を感じる。それだけ、様々な意見を持つ人が共存して暮らしているということの現われであると思うし、思想や意見の差異が暮らしを発展させてきたのだろうし、国際レベルで考えれば食文化も宗教も異なるわけで、意見の相違は必須。同じような考え方の人同士だけ集まって暮らしても豊かには感じないだろうと思うし、相手に意見を押し付けるのも建設的ではないと思う。それぞれの立場と意見や思想を尊重しあいながら、時として相手の意見に刺激を受けて、共存していくのだろうと思う。そんなことを帰りの車を走らせながら頭で感じながらも、刺身、竜田揚げ、その他おいしく舌鼓を打たせてくれた鯨と、伝統漁をつづける和田の皆さまに感謝。
和田の鯨の解体の関しては外房捕鯨㈱のWEB SITEに。。



左;尾っぽの骨、中;メッタメタに曲がった銛
0813
ボランティア精神と清明寮
母校都立立川高校の同窓会”紫芳会”が所有する千葉館山の臨海学校施設”清明寮”にお邪魔する。都立高校では珍しく、高校1年次に全員参加の臨海教室が実施される。運営は体育課や担任の先生、卒業生の有志によって行われるこのイベントに、高校時代水泳部で泳ぐのが得意だった自分は大学生の頃運営スタッフとして参加していた。今回は卒業生(OB)有志だけが集まって、思い出話に花を咲かせる会。すでに生徒がいる臨海教室は8月初旬に終了している。このイベントが、すばらしいなと感じるのは、昭和初期から続いている伝統行事であること、時代に取り残されたのではないかと思うほどボロボロな施設、必要最小限の設備や備品を皆で大切に使っている点。卒業生有志がかなりの人数集まって様々な形で学校行事をバックアップしている点、学校を離れた今でも運営スタッフの人脈がしっかりと繋がっている点。今回の集まりにも総勢30名、上は自分の父親の世代から、下は大学生くらいまでが、集まって酒を酌み交わしながら様々な意見交換を楽しんだ。先輩も沢山いらしたので、そんな中では自分は下っ端同然。最近はめっきり仕事の忙しさを理由に顔を出せていなかった自分にボランティア精神の大切さと、人と人の繋がりこそが宝だなと改めて感じさせてくれた。
0811
NCオフィス引渡し
戸建住宅をオフィスにリノベーションしていた案件が引き渡し。




0809
南伊豆中木
お気に入りのポイント。ここの海は豊か。透明度も抜群。以前はよく来ていたな。

0808
スタイルについて
グラフィックデザイン界の大御所、松永真さんと、会食させていただくことに。世間話が一通り済んだところで、作家はスタイルを持つべきかどうかの話題となった。松永さん曰く、自らの創作スタイルを決めにかかるべきではないと。周囲の評価によって一定のスタイルを作り出したのであればまだしも、自らが決定した強いスタイルは、PRの際にその効果を発揮し、より広くの人に自分を知ってもらう為にはなくてはならないものだとか。スタイルを持つことの目的は、有名になる、名声を得るということだ。逆の効果として、当たり前だがスタイルは自らの創造性にブレーキを掛けることとなる。松永さんはスタイルを持たないように創作活動を続けてきたそうだ。有名になることが創作の目的ではないのだからと。昼からご馳走になったビールの余韻とともによい刺激も頂いた。
0804
不況に打ち勝つ設計事務所
エクスナレッジ社建築知識の秋口に出版される号の企画会議なるものに、ここ3ヶ月くらい顔を出している。お題は不況対策。ご時勢、はずせない話題だ。その中に付録DVD企画なる物が浮上し、、、、、コメンテーターとして出演することに。独特の営業スタイルをお持ちの建築家アルスノヴァ代表、森山さんに突っ込みを入れるようなポジション。本日3回目の収録。どんな出来なのだろう。アドリブ合わせが大半だったので、生意気なことを口走っていなければよいが。ちょっと心配。

前回収録。左は森山氏

0731
事務所移転
事務所の移転を決めてから、1ヶ月半が経った。候補地は2転3転し、途中で現在の事務所に残る選択肢が再浮上したり、かなり悩んだ。が、やっと決まった。その間MS4D立ち上げ時から一緒に活動してきたパートナーの安藤さんが1名のスタッフと共に中目黒に事務所を構え、8月からは同じくパートナーの伊藤さんも京橋にオフィスを構えることになった。五反田のオフィスは今、人口密度が低減しすっからかんとしている。ちょっと寂しい。が、そんなことは言ってられない。MS4Dの移転先は、6年前MS4Dの前身、清水勝広建築工房が法人として独立開業した、北新宿、大久保のアジアな空気が満載の町。悩みに悩んだ末の結論なので、今は非常にスッキリしている。決めるにあたっては、事務所を構える町のイメージ、増えすぎた資料と荷物が収まるだけのスペース、従業員スタッフの通勤時間、勿論、固定費削減が大きな狙いとしてあるので家賃や保証金、欲を言えば情報発信できるギャラリーのようなスペースが併設できないか、地域に根ざしたワークショップ、カルチャースクールが運営できないか、などなど現実と妄想と様々なファクターが絡み合って、僕を悩ませた。最終決断できたのは、不景気を乗り切るには見得や体裁といった余分な贅肉をそぎ落とし、開業した時のようなチャレンジ精神が維持できる環境を!ということで、原点回帰の意味もあって大久保とした。決してお洒落で交通の便のよい立地ではないが、9月中旬の引越し、そしてその後も続くであろう不況に対し、新たな気持ちで事業に真剣に取り組もうと思う。
0730
特注照明制作
NCオフィスに納品する特注照明のフード部分の塗装。事務所の片隅が塗装場。
上;芦沢啓治氏発案の特注照明。塗装中
上;月島西仲商店街。
0728
現場監理
現在工事中の新宿海岸K邸の現場定例。梅雨が明けたというのに、霧雨が降りじっとりと汗ばむ。雨が降るなかの工事は足場も悪く、鉄筋工の方々も苦労されていた。安全管理は一見地味な響きだが、非常に重要だ。工事現場で一人怪我人が出れば、全体の士気はさがる。設計監理者に安全管理面における業務責任はないが、僕は現場に行った際、悪い環境で作業していないか?作業場がゴミや資材で散らかっていないか?休憩せずに作業を続けていないか?目を光らせる。全体がうまく進行するためだ。施工の平成建設現場監督からゲキが飛ぶシーンもあったようだが、おおむね順調に工事は進んでいる。

0721
海の日
19日、20日と、大学時代からお世話になっている先輩が保有するヨットの20周年記念の集まりに葉山マリーナに出かけた。風が強く舟は出向できず、夕刻に控えられた宴会まで暇だったので、せっかく海の日に海の遊びをしないわけにはいかないということで、近くの釣具やで、子供用ののべ竿と少々のえさを買い、葉山の海にのんびり竿を垂らすことに。特段、魚が釣りたいわけでもなくこうしたのんびりした時間を過ごしたかっただけなのだが、小さなさかな(ネンブツダイ)が釣れた。夕刻は沢山の関係者が集まって、昔はなしに花を咲かせる大宴会となり、久しぶりに大酒を。反省。夜半、出身学校別対抗のゲーム大会となり、芸大チームはあえなく罰ゲームに。FAROの藤枝氏が釣りたてのネンブツダイを踊り食い。同じ趣味を持つ仲間が地位や年齢差を気にせず集まって馬鹿騒ぎできるコミュニティが20年続いたことに”素敵なことだな”と感じると同時に、それを牽引する原尚先輩にも感謝。仕事を一切忘れさせてくれた瞬間でした。

七福神丸

塩害によって朽ちた鉄道レール。自然の力はすごい。
0716
藤本やすしさんの本
アートディレクターであり、雑誌デザイン会社CAP代表の藤本やすし氏の半自伝的な一冊が出版された。”CAP すべてのCAPスタッフへ そしてキャップをかぶるボクのこと。”クライアントであると同時に、尊敬する偉大なクリエイターでもあり、大学卒業後、すぐに独立を決め込んだ僕にとってデザインの本質を教わった師匠(これは勝手に僕が思い込んでいるだけ)の半生がつづられている。10年前、独立したてで、右も左も分からない自分に、チャンスをいただき、以来様々なお仕事をさせてもらっている。氏から学んだことは数知れず、”デザインは足し算ではなく、引き算や掛け算であること””クリエイターである以上、生き様や考え方を含む、当人自体が商品であり、自分の長所と短所をわきまえたセルフプロデュースが欠かせないこと””ユーモアでありつづけること””スタッフのミスも含めて悪いのはすべて社長の責任””大胆であって繊細であること”などなど、思いだすときりがない。感謝。雑誌デザイナーが市民権を勝ち得ていない時代に、これではだめだ!と出版社に持ち込み提案で、完璧なプロトタイプを自費で作って提案していたエピソードなど、続く不況の中、仕事が来ないとぼやいていないで、自分の信じるものを形にして持ち込み提案を行うべきだなと、勇気をもらった。

0714
草市
月島の草市にぶらっと寄る。大型ショッピングセンターの進出によって地場の商店街が打撃を受けている話は、そこかしこで聞くが、月島ほど商店街の活気と熱が冷めやまない場所を僕は知らない。7月12日、13日、14日の3日間の開催で、十数万人の来場があると聞く。すごいことだ。草市とは、元来お盆用品を商う市で、焙烙(ほうろく=素焼きの土器)、麻幹(おがら=麻の茎を乾燥させたもの)、ほおずき、溝萩(みぞはぎ)、桔梗など、お盆が近づくと先祖の霊が山や西方から下りてきて、それぞれの家に帰り着けるように盆路(ぼんみち)を整えたり、盆花を用意する際に使用される品々を商う市場だそうだ。その他茄子や胡瓜に割り箸などを突き刺して作った牛馬(子供の頃、お盆のときに作ったのを記憶している)、ハスの葉(お供え物を載せる)、灯籠、団扇、提灯などなど、地方によって多彩な習慣があるそうだ。月島の草市もかつては、お盆用品を扱う露店でひしめき合っていたそうだが、今では縁日と変わらない飲食中心の屋台となっていた。都心の生活と仕事に追われていると、こうした日本の行事と文化を忘れてしまう。伝統だから、風習だからと、本来の意味をかみ締めることなく、安易に習慣化されることに疑問はあるが、目には見えない心の文化自体が、消えてゆくような無念さも同時に感じる。心と時間にゆとりを持ちたいものだ。

0711
建て替えとリフォーム
新しい仕事の依頼があり、現地を視察。どんな計画でも、実際の土地を見てみないと、その場所にふさわしい空間をイメージする際にリアリティを感じられない。なので、必ず見に行って、空気を吸ってみる。計画は専用住宅で、建替えるべきか、リフォームとするべきかの相談から始まった。築40年の木造家屋が現在建っているが、築年数の割には、程度がよい。外観からの目視確認だけなので、構造躯体がどの程度の状態なのかまでは、わからないが、雨漏りしていないこと、床のきしみや、窓周りの防水劣化の具合を考えると、まだまだ現役で働ける建物だと本日の段階では判断して打ち合わせ終了。後日、床下や屋根裏の状態を調査して、建替えかリフォームかの判断をしてゆく。

0707
エクササイズ
最近、仕事場のそばのジムのプールに通い始めた。高校時代、競泳選手だったので泳ぐのは得意なのだが、通いはじめた理由は、今はやりのメタボ対策だ。30歳を超えたあたりから、どうも体が重く感じる。というより、実際の体重が増えている。20代のころと変わらないペースで、よく食べよく飲むのだから当たり前の結果だ。水泳とは如何に抵抗を減らして、エネルギーを使わずに促進力を得るか、の運動だと思う。ジムのプールは大して広くなく、2コースしか泳ぎ続けられるコースはない。そして、皆ジェントルマンなので、無理に追い越したり、煽ったりしない。ゆっくり泳ぐ人のペースにあわせて、エクササイズする。競泳選手時代に培った、抵抗を減らす技術はさほど衰えていないので、ゆっくりペースで泳いでいると、ほとんど体に付加がかかっていないことに気付く。近くにいたインストラクターらしき人に、聞いてみた。有酸素運動の代表である水泳は、やせるにはもってこいの運動ですよね?と。答えは違った。元競泳選手がゆっくりペースで水泳しても、脂肪燃焼には効果ないですよ、と。だって、楽に泳ぐ方法が身についてしまっていますからね、と。ガーン。