
所在地/東京都港区
構造・規模/3階建て
敷地面積/59.54㎡(18.04坪)
建築面積/35.70㎡(10.81坪)
延べ床面積/計画中につき未定
着工予定/未定
新しい住宅設計の依頼があり、早速現地へ行って来ました。場所は南麻布の高級住宅街。元御用地、有栖川宮記念公園の付近に立地し、敷地はなだらかな丘の中腹に位置します。
今回計画は、行政の用途地域変更により、容積率や北側斜線の規制が緩和されたため、垂直方向への増床が可能となったことが発端です。既存の建物を残しつつ、都市型住居のあり方を示せるようなリノベーションを成立させようと思います。

2005.11.02
プレゼンテーションを行いました。
これからお施主さんとの打ち合わせを重ね、可能性を広げていきます。

模型写真
2006.01.14
用途地域が変更され斜線制限や容積率等が緩和されたので、3階を増築する計画です。
容積の小さかったRC造3F部分を撤去し、新たに容積の大きなS造を乗せます。(3F部分の重さは1/3に!)
窓が少なかった既存部分に光を多く取り入れるため、ガラスボックス状の階段室を設置します。
新たに付け足す増築部分と,既存部分との調和を計る事がポイントになります。
模型写真
2006.02.15
お施主さんと打ち合わせをしました。
素材を張り込んだ1/30のリアルな模型を作る事で、建物の出来上がった状態が想像しやすくなります。
模型を作る事でお施主さんと空間のイメージが共有でき、話も弾みます。
これから先は実施設計に入ります。イメージした空間を実現させるために納まりを考えながら作図を進めます。
模型写真
2006.04.21
既存建物の鉄筋検査の立ち合いを行いました。
今回の計画は、既存建物の上に上屋を増築するため
既存躯体の構造強度を検査する必要があります。
今回行った検査は
・はつり法による配筋検査
(鉄筋が見えるまではつりだし、目視と実測による調査)
・非破壊検査による配筋調査
(非破壊ではあるがRC躯体までは仕上げをはがし、
電磁波やX線により鉄筋の位置及びかぶり厚さを推定する調査)
・コア圧縮強度試験
(RCの強度を調査する為に、建物の強度的支障のない箇所から
100φほどの供試体を採取し圧縮試験を行う。)
'はつる'という作業は労力と時間がかかり、大掛かりな作業です。
普段は見る事の出来ない建物の内部構造を見る事が出来たのは
貴重な体験でした。
今後は検査結果をもとに計画をつめ、8月着工の予定です。

はつり法による鉄筋むき出しの状態
2006.05.25
完了検査を行いました。通常、建物の完了検査は建物が完成した折に行うものですが、今回計画建物は諸事情で完成当時から現在まで完了検査を受けないままでいまいた。構造的な見地、意匠的な見地、設備的な見地から、建物全体を見つめ直し、不良箇所がない事が確認されました。
2006.07.22
打合せを行いました。入札前の最終確認です。半年近くの時間を費やして重ねて来た打合せの結晶が、見積もり設計図書として仕上がっています。打合せを思い返すかのように、1枚1枚確認作業を行いました。

打合せ風景
諸事情により残念ながらプロジェクトは中断されました。